「大崎ゆうちゅ~部」総再生700万回超の秘密 自治体YouTubeが異例の大ヒットを生んだ理由【鹿児島】
2026年10月14日(水) 16:00

川北茂澄さん(写真左)、中野伸一町長(写真中央)と天竺川原さん(写真右)
鹿児島県大崎町出身のお笑い芸人・天竺川原さんが、町の魅力を発信するYouTube番組「大崎ゆうちゅ~部」シーズン7の撮影に臨んだ。今回は後輩芸人・真空ジェシカの川北茂澄さんを連れ立っての収録となり、焼き肉店のシャッターへの絵描きから母校の小学校でのサプライズ交流まで、大崎町の魅力がぎゅっと詰まった2日間となった。
焼き肉店のシャッターに筆を走らせ、気づけばはみ出していた

「はみ出ちゃった」と笑って振り返る川原さん
撮影の最初の舞台は、大崎町内にある焼き肉店だ。ミッションは店のシャッターに絵を描くこと。天竺川原さんはお笑い芸人であると同時にアーティストとしても活動しており、道の駅や郵便局の壁など、町内にはすでにいくつもの川原さん作品が存在する。
「大崎の壁外シャッターのすべてを死ぬまでに全部絵を描いていく。アートの街にする」と語る川原さんは、がむしゃらに筆を走らせた。気づけば、シャッターの枠をはみ出していた。「『シャッターの中だけ』と言われたけど、がむしゃらにやっていたらはみ出ちゃった」と本人は笑って振り返る。
それでも完成した作品に、焼き肉店の前田隆博店長は「おお!めっちゃいい!」と笑顔を見せた。自由なボケっぷりと確かなアートの腕が同居する、川原さんらしい場面だった。
総再生回数700万回超 自治体動画として異例の人気

大崎町がYouTubeで配信する「大崎ゆうちゅ~部」
「大崎ゆうちゅ~部」は、大崎町がYouTubeで配信する番組だ。ふるさと納税の寄付金を財源として7年前にスタートし、川原さんが町内の観光地や人を訪ね、見ている人を笑わせながら大崎の魅力を届けるという内容で続いてきた。
これまでに公開した動画は約120本。総再生回数は700万回を超えており、自治体の動画としては異例の数字だ。川原さんたちと対談した中野伸一町長は「(1本あたり)人口の3倍くらいの人が見ている」と目を細めた。
YouTubeのコメント欄には「このシリーズがずっと見たいので大崎町にふるさと納税しています」という声も寄せられており、動画が実際の経済効果にも直結している。
M-1決勝常連の後輩と母校へ 児童も保護者も大興奮

松原王子(写真中央)、川原さんと川北さん
翌日、2人が向かったのは川原さんの母校・大崎小学校だ。ちょうど秋祭りが行われており、大崎町の非公認マスコットキャラクター・松原王子も加わって、2人は児童たちと思いっきり遊んだ。
「めっちゃおもしろかった」と目を輝かせる児童たち。保護者からも「ビックリした。オーラが違う」という声が上がった。川原さん本人は感想を求められ、一言。「また全部使えない」。最後まで芸風を崩さなかった。
















































































































