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6月から漬物の製造販売基準が厳格化・道の駅では 鹿児島・薩摩川内市

2024年5月31日(金) 18:06

食品衛生法の改正により、漬物の製造と販売の基準が6月1日から厳格化されます。
漬物を多く取り扱う道の駅でその影響を取材しました。


薩摩川内市にある道の駅「樋脇」遊湯館です。

産直の野菜やとれたての魚などが取りそろえられています。

中でも人気の商品は…

買い物客
「コマツナの塩漬けを買いに来ました」

手作りの漬物です。

しかし、その漬物売り場に、ある変化がありました。

道の駅「樋脇」遊湯館・竹隈健二駅長
「漬物のコーナーと言っても、ちょっと品物がないです」

2021年に施行された改正食品衛生法では、漬物の製造基準が厳格化されました。

新たな基準では、住居とは別に衛生的な専用の作業場を設けることなど、厳しい衛生環境を整備することが求められています。

基準の適用までに設けられた3年間の猶予期間は31日で終わり、6月1日からは保健所による許可を得なければ、漬物の販売はできません。

施設整備にかかる費用を理由に、多くの生産者が漬物の販売を諦めたと言います。


道の駅「樋脇」遊湯館・竹隈健二駅長
「今回の食品衛生法の改正で営業許可制になった。それも分かるが、そこについていけない『家庭の味の延長』という商品が並ばなくなることはすごく悩ましい状況」

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