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講演会の旅 下甑島にて

高速船甑島

11月下旬、講演会のため薩摩川内市・下甑島に行ってきました。場所は海星中学校です。
前日まで北風が強く高速船の運行が気掛かりでしたが、無事に風も収まり島に渡ることができました。

川内港を出発。
乗船口にいらっしゃった高速船船長の内田さんに声をかけていただき、しばし海上の風や波などについて気象談義。参考になるお話も多く、そのまま勢い操舵室に入れていただくことにsad

操舵室の中は風向や風速の計器、レーダーなどが多く並んでいます。

この日は北西風が吹いていました。
こんな時、甑島の風下側では、島が風の盾になって波が穏やかになるのだとか。川内港を出てしばらくすると、やや高かった波も次第に穏やかに。

甑島の高速船は風が強いとすぐに欠航になる印象があります。
船長に伺うと、実は高速船の船底は他の船に比べて、水面下への沈み込みが「浅い」のだそうです。ゆえに少しの風でも影響を受けやすく、「着岸が難しくなる」とのことでした。なるほど、理由がよくわかりました。

ちなみに港の中で10メートル以上の風が吹くと着岸が難しくなり、15メートルだとほぼ不可能。沖では18メートルの風が吹くと航行が難しくなるそうです。内田船長、勉強になりましたsad

翌朝、早起きして鹿島周辺を散策。島の朝はさわやかです。

講演会は午前中でした。
海星中学校のほか近隣の小学校からも生徒が集合。約90人の前で、空気の実験などを交えながら天気や防災などについて話をしました。みなさんとてもお行儀良く聞いてくれたので嬉しかったです。

 

午後は鹿島小学校に移動して給食をいただくことに。
小中学生のころ、給食の時間が大好きでしたfrown
懐かしい気分に浸りながらいただきました。

昼食後は、鹿島小学校で理科の特別授業。
かなりの盛り上がり。こちらまで元気に。

帰りは上甑島の里港から乗船。
上空に巻雲がたなびいていました。まさに秋の空。
「ああ、この雲のことも話をしたかったな」などと思ったり。

楽しい思い出となった講演会の旅でした。