番組表
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KTS鹿児島テレビ

番組審議会(令和7年3月度)

開催日時場所

令和7年3月27日(木)正午~ 鹿児島テレビ放送本社  3階会議室

議題

合評番組

「ドキュメント九州 僕らの道」

2025年2月8日(土)14:25~14:55放送

出席委員(敬称略)

委員長

  佐野  雅昭

副委員長

  稲荷田 治美

委員

  田中 陽一郎

  高嶺 千史

  有馬 浩一郎

欠席委員(敬称略)

リポート提出

委員

  地頭所 恵

  飯干 紀代子


議事概要

委員側の意見要旨

〇高等教育の現状をリアルに知ることができ、高等教育の在り方を改めて考えた。何より「普通」ってなんだ?という思いが自分の中で提起された。
〇なぜこのテーマを取り上げようと思ったのか?また、途中イラストでの動画が使われているシーンがあり、効果的ではあったが何を伝えたかったのか?
〇現在、不登校の状態にある生徒や保護者に観てほしい番組だった。インターネットでの配信など少しでも多くの視聴者に届ける工夫をお願いしたい。
〇定時制の高校に通う若者の葛藤や悩み、将来への希望を映像やアニメーション、音楽を駆使してよく表現していた。ナレーションを五反田さん自身が担うことで、若者のメッセージとしてより深みを持たせていた。
〇番組の中で使われる「普通」と「普通じゃない」という言葉に違和感を持った。多様性というものの表現の難しさを感じた番組だった。
〇取材を受けた生徒や親御さんは勇気があると思ったし、この番組を制作したこともとても意義があると思った。
〇全体を通して、「普通」・「普通じゃない」という言葉が出ていたが、非常に考えさせられる表現だったのでよかったと思う。
〇五反田さんの家庭での場面は親子の葛藤がよく表れていて、よく撮影できたなと感心した。どんな工夫をされたのか知りたい。
〇今回の番組に出た人たちは、「普通じゃない」とされる人たちの中でも恵まれているほうだと思った。
〇「普通」という言葉がいろいろ議論されているが、番組で言っているのは、「メジャー」・「マイナー」のことだと思う。もう少し踏み込んでしっかり考えられたらいいと思った。









KTS側の意見要旨

〇自分も子育てをしていて、子供からすごく不登校の子が多いという話を聞いていた時にいろんな高校の取材をする機会があり、開陽高校の定時制に通う子どもたちに出会った。
〇「普通」という言葉が取材をする中で一番引っかかった言葉だった。定時制の子たちが「普通」とよく話していることに気付いて、彼らの中に「普通」と「普通じゃない」というのがあるのだと感じた。
〇五反田さんがナレーションを担当することになったので、あえて「普通」という言葉を使うことで見ている人たちに引っかかってほしいと思った。
〇定時制に通う子たちの理由はそれぞれ違ったが、普通でないことに苦しんだ彼らが普通じゃなくてもいいんだと思えたから道が開けていったと思うので、今苦しんでいる不登校の子たちにそこを感じ取ってほしいと思った。
〇片平さんの場面でイラストを使った理由は、彼女がアニメ好きということもあって挑戦した。当時の苦しい気持ちを伝えるために映像とアニメの両方を用意して比べて、アニメの方が彼女の本当の気持ちに近いと判断して使った。
〇五反田さんの家庭でのシーンは、いろんな話をしていく中で、たまたま意見の対立が見られるシーンになった。
〇番組の最後の「それぞれの人生、それぞれの道」というコメントは今も悩んでいる人たちに向けたエール。それぞれの道があるよ、ということが伝わるといいなと思っている。






委員(敬称略)

委員数7名


・委員長

  佐野 雅昭  (鹿児島大学 水産学部教授)

・副委員長

  稲荷田 治美 (南日本リビング新聞社 取締役総務部長)

・委員

  田中 陽一郎 (株式会社 川北電工 代表取締役社長)

  地頭所 恵  (鹿児島県教育委員会 教育長)

  高嶺 千史  (南日本新聞社 編集局文化生活部長)

  有馬 浩一郎 (JA鹿児島県中央会 常務理事)

  飯干 紀代子 (志學館大学 学長)


・審議回数 年10回 (毎月1回、8月と12月は休会)

・番組審議会の概要は本社・各支社で閲覧できます。