
番組審議会(令和7年5月度)
開催日時場所
令和7年5月29日(木)正午~ 鹿児島テレビ放送本社 3階会議室
議題
合評番組
「SUPER EIGHT 安田章大の人生って最高だ」
2025年4月15日(火)19:54~21:00放送
出席委員(敬称略)
委員長
佐野 雅昭
副委員長
稲荷田 治美
委員
田中 陽一郎
地頭所 恵
高嶺 千史
有馬 浩一郎
飯干 紀代子
議事概要
委員側の意見要旨
〇人気者の安田章大さんが鹿児島の良いところや見どころを紹介していく趣旨の番組だった。「人生って最高だ」というタイトルだが、最初はどのあたりがそうなのかなと思いながら見た。
〇島の人たちのエピソードをうまく引き出した安田さんと小鍜治アナウンサーのトーク力が際立っていた。
〇加計呂麻島のゲストハウスのオーナーのシーンで、「エロ坊主」という表現がちょっと気になった。この表現を使った制作側の判断を伺いたい。
〇4月の改編の目玉に位置づけた番組の一発目だけあって、さすがに魅せる内容だと思った。楽しく感心しながら見た。
〇スターであり、体調に不安を抱える安田さんと「10年越しの約束」を実現して番組を作れた理由を教えてほしい。
〇奄美の中でも離島のまた離島である加計呂麻島の、不便ではあるけれど自然の豊かさや地域の人々の結びつきの強さが感じられる番組だった。
〇安田さんが作った島唄のような歌が素敵だった。もともとの企画だったのか、それとも自然に出来上がったのか教えてほしい。
〇アイドル「SUPER EIGHT」の安田章大さんが地方局の番組に出演することに驚いた。小鍜治アナとの10年前の約束を果たした番組ということだったが、すごいなと思った。
〇旧ジャニーズのタレントが出ると、背後にある世界的な性加害問題が記憶に出てきて純粋に楽しめない。そういった問題を蒸し返すことになりかねないリスクがあると感じた。
〇この企画が誰のための番組で、どんな価値を視聴者に届けようとしたのか、どんな視聴者のニーズを満たそうとしたのか知りたいと思った。
KTS側の意見要旨
〇10年前に関ジャニ∞のメンバーとのコラボ企画があり、安田さんと出会った。血の通った番組を作りたいという安田さんの思いに対して、いつか一緒にやりましょう!と約束をして、ようやく実現できた。
〇今回の番組は「♯ゼロ」だと思っている。安田章大のルーツは鹿児島にあることを視聴者に伝えて納得してもらった上でシリーズが始まっていき、次が勝負だなと我々も思っている。
〇安田さんに事前に歌を歌ってほしいと伝えてはいたが、今回の番組はテレビっぽくしないのが一つのテーマだったので、あくまでも成り行きに任せていた。
〇「エロ坊主」のくだりは、コンプライアンスでカットしがちなところだが、逆にそれがテレビを面白くない方向に持っていっているという考えもあって、わざと入れた。苦情が来たとしても受けよう!という気持ちがあった。
〇番組の目的の一つは、スーパーアイドルが鹿児島にやってきて「鹿児島すごい!」と感動してくれることによって、鹿児島の人たちに改めてふるさとは誇りなんだと感じてもらうことだった。
〇安田さんも自分が「この水、美味しい」と言うことで、どれだけ美味しいかが伝わるということを理解しながら番組に臨んでくれているので、シリーズ化して鹿児島のことをどんどん全国に伝えていきたい。
〇一番大きなテーマは、人生って最高だな、生きているだけでもうけものだなと思ってもらうこと。安田さんは生死をさまよった方なので最適だと思っている。
委員(敬称略)
委員数7名
・委員長
佐野 雅昭 (鹿児島大学 水産学部教授)
・副委員長
稲荷田 治美 (南日本リビング新聞社 取締役総務部長)
・委員
田中 陽一郎 (株式会社 川北電工 代表取締役社長)
地頭所 恵 (鹿児島県教育委員会 教育長)
高嶺 千史 (南日本新聞社 編集局文化生活部長)
有馬 浩一郎 (JA鹿児島県中央会 常務理事)
飯干 紀代子 (志學館大学 学長)
・審議回数 年10回 (毎月1回、8月と12月は休会)
・番組審議会の概要は本社・各支社で閲覧できます。