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県代表・川内商工 初優勝を目指す夏 あすインターハイ男子バレー開幕 チームの武器は“速い”バレーと高い守備力【鹿児島】

2025年7月28日(月) 19:05

中国地方で行われている全国高校総体=インターハイ。

男子バレーボール競技は29日から島根県で行われ、川内商工が出場します。

初優勝を目指す川内商工の決意と選手の素顔を取材しました。

5年連続6回目のインターハイ出場を決めた川内商工。

インターハイ目前のこの日は実践形式の練習を中心に汗を流しました。

県内では2021年4月から負けなしと、圧倒的な強さを誇るチームの武器は“速い攻撃”です。

全国高校選抜に選ばれたセッターの宝満大空選手や、中学時代、2年連続で全国選抜に選ばれたスーパールーキー田中洸選手ら、公立高校ながら全国トップレベルの選手が顔を揃えます。

インターハイ初優勝を目指す中で、勝利の鍵は・・・

川内商工・田代博明監督
「3年生がどれだけ勝ちたい気持ちを強く前面に出せるかどうかが1番のキー。その中でも、キャプテンの尾田原、ディフェンスの要・リベロの牧田、この二人が軸となってサーブレシーブしっかり返して行ければ勝機はある」

2人のキーマン。

まずは腕のスイングの速さと力強いスパイクが魅力の尾田原琉碧キャプテン。

川内商工・尾田原琉碧キャプテン(3年)
「川内商工は高い身長ではないので、低い身長だからこそのディフェンス力を(インターハイまでに)鍛えていきたい」

もう一人はリベロの牧田蒼翔選手。

4月まではアタッカーでしたが元々守備力が高く、同じポジションの田中選手が加入したことでリベロに転向しました。

リベロ・牧田蒼翔選手(3年)
Q.スパイカーに未練は?
「あー…少しはありますけど、今チームに必要なのは自分がリベロをすることなので、集中してやってきたディグ(スパイクレシーブ)の部分を自分が一番あげて、盛り上がって、最後エースに託せるように頑張って行きたい」

バレー部の多くの選手は寮で生活しています。

練習後はホッと一息つける時間です。

この日の昼食はカレーでした。

セッター・宝満大空選手(3年)
「おいしいです!甘いです!」

大型ルーキー・田中洸選手(1年)
「自分めっちゃカレー好きなので、小さい頃からお母さんに作ってもらってて、ずっとお母さんのカレーがおいしくて、それでずっと好きでした」

寮生活では先輩後輩の垣根を超えて、日頃からしっかりコミュニケーションをとっています。

個性豊かなメンバーが目指す目標はただ一つです。

リベロ・牧田蒼翔選手(3年)
「(3年にとって)最後の夏なので、3年生が意地を張って、チームを引っ張って絶対日本一になります!」

尾田原琉碧キャプテン
「日本一です!」

川内商工の最高成績は2023年のベスト8。

持ち前の“速い”バレーに高い守備力が機能したとき、きっとベスト8を超えられるはずです。

川内商工の熱い夏がもうすぐ始まります。

川内商工の初戦は29日です。

石川県の小松大谷と対戦します。

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