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ニュース・スポーツ

鹿児島県予算企画【1】「稼ぐ力」 輸出拡大、海外からの誘客促進

2026年2月25日(水) 18:24

鹿児島県の2026年度当初予算案を26日まで2回に分けて深掘りします。

24年ぶりに9000億円台にのった県の予算案には、塩田知事が進める「稼ぐ力」を加速する狙いが込められています。

25日は「稼ぐ力」をめぐる事業にスポットをあてます。

塩田知事
「鹿児島の稼ぐ力を向上させるため」

塩田知事が常々口にする「稼ぐ力の向上」。

これについて新年度の当初予算案は2つの柱で構成されています。

「県産品の輸出拡大」と「海外からの誘客促進」この2つです。

2つの柱のひとつ、「県産品の輸出拡大」で存在感を大きく増しているのが、お茶です。

2015年に約2億円だった県産茶の輸出額は2020年から大きく上昇し、2023年と2024年はそれぞれ前の年の約2倍に増加しました。

背景を県茶業会議所の光村専務はこう分析します。

県茶業会議所・光村徹専務
「最初はセレブ層が抹茶をスーパーフードやコーヒーのカフェインに代わる飲料として取り入れた。一過性ではない気がしている」

日本茶は栽培工程や加工の違いから煎茶、番茶、玉露、甜茶などに枝分かれしていきます。

このうち、輸出の主力となっているのが粉末抹茶の原料となる甜茶です。

国のまとめでは、2025年1年間に輸出された日本茶のうち、茶葉ではない粉末状のお茶が輸出額で実に84%を占め、その多くは甜茶を加工した抹茶だということです。

質のいい甜茶を作るために必要となる資材が、長さ50メートルに及ぶネットです。

このネットで20日以上茶の木を覆って、光を遮ることで茶葉に甘味が蓄えられます。

その仕組みを茶業農家の川路さんに教えてもらいました。

川路製茶・川路到社長
「日光を遮ることで光合成の効率が落ちると、お茶は光合成の効率を上げようとして、クロロフィルを作ることで味がマイルドになってうま味成分のアミノ酸が増えていく」

甘味を蓄えた茶葉は専用の加工施設で揉まずに乾かされて「甜茶」となり、これを買い取った茶商が粉末状にして「抹茶」を作ります。

県の新年度予算案ではこの加工施設の整備や充実を図るための事業に33億円余りが計上されます。

川路製茶・川路到社長
「1時間に500kg生葉を加工する施設で建物まで入れて10億円ぐらいの投資が必要。加工工場を建設するステップに踏み出しやすくなるのでは」

「稼ぐ力向上」のもう一つの柱は「海外からの誘客をどう促進させるか」です。

これについて気になるデータがあります。

コロナ禍前の2019年以降、2024年までの外国人の旅行客の推移です。

全国的にはコロナ禍前よりも外国人旅行客が増えているのに対して、鹿児島県に宿泊した外国人の数はコロナ禍前よりも回復していません。

かつて県の観光プロデューサーを務め、現在はシェラトン鹿児島社長の伊牟田均さんは次のように分析します。

シェラトン鹿児島・伊牟田均社長
「思うように直行便が回復していない。十分回復してるのは韓国ぐらい。香港便も運休、上海便も運休」

鹿児島空港を発着する4つの国際線のうち、上海線と香港線は高市総理の台湾有事をめぐる発言以降、運休が続いています。

現在、運航しているのは韓国のソウル線と台湾線のみ。

この状況を打破するため塩田知事はー

塩田知事
「直行便以外で本県を訪れるインバウンドの拡大に向けた取り組みを実施する」

県が緊急的な対策として打ち出したのが、福岡を訪れた外国人観光客を九州新幹線で鹿児島に呼び込もうという事業です。

予約サイトから申し込む外国人観光客を対象に、県内の宿泊施設に1泊以上する条件で、博多ー鹿児島中央間の九州新幹線の片道分の運賃を助成するというもので、2億7800万円が計上されます。

シェラトン鹿児島・伊牟田均社長
「福岡に入るインバウンドはかなり多い。ところが統計を見ると新幹線を使って鹿児島や宮崎に来ていない。新幹線を利用することは大事だと思う」

県の観光統計によりますと、2024年に鹿児島県を訪れた観光客の消費金額は、日本人が平均3万4500円なのに対して、外国人が8万5000円と2.4倍の開きがあります。

県はこの事業で2万人の利用客を想定し、県内の観光消費額は17億円を見込んでいます。

ただし、この事業について県には「外国人優遇だ」「不公平だ」といった批判的な電話やメールがこれまでに170件余り寄せられているということで、県全体の経済浮揚にどうつながるのか、県には丁寧な説明責任が求められます。

人口減少で国内需要の増加が見込めない中、いかにして鹿児島を海外に売り込み、海外から人を呼び込むか。

「稼ぐ力」をめぐる行政の手腕が問われています。

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