夏の終わりに想うこと ③旅をする木
2023.08.21
先日、ナマ・イキVOICEの取材で行ったお店で
こんな看板に出会いました。
星野道夫さんの著書『旅をする木』の一節。
いつか大人になり、様々な人生の岐路に立った時
人の言葉ではなく、いつか見た風景に
励まされたり勇気を与えられたりすることが
きっとあるような気がする。
なんだか
私の心の中のすごく奥深い部分で
自然と共感するような
そんな気がして
しばらく、ぼーっとこの一節を眺めていました。
私にとっては、なんだろうなあ。
昔亡くなったおじいちゃんと見た 夕焼けとか。
高校最後の吹奏楽コンクールで
みんなで達成感の涙を流した数分間のこととか。
もう少し頑張ってみようって思えるのは
かけがえのない大切な景色があるからなのかな。
この一節を読んで
過去の自分や家族が残してくれた記憶に
じんわりと感謝の気持ちが芽生えました。
夏って
お盆にみんなで集まって
亡くなった大切な家族のことに
思いをはせる時間が増えたり
部活動で最後の大会に臨む
多くの高校生のニュースを見て
勝手に自分の青春と重ね合わせたり
心の中の大切な風景を思う機会が
多い季節なのかなと思います
自分では気づかないうちに
思い出に助けられていたんですね
みなさんが思い浮かべるのは、どんな風景ですか?