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８・６豪雨災害から３０年、ＫＴＳでは当時の体験談を皆さんから募集しています。きょうは、竜ヶ水で被災し小さい子供をおぶって避難したという女性の体験談です。

【鹿児島市・６０代女性】

あの日、実家に帰った帰り道、竜ヶ水で８・６に遭遇しました。

「車をそのままにして、自衛隊の車まで線路の上を歩いてください」と言われ、自衛隊の誘導で、まだ５歳の双子の息子をおぶって真っ暗な長い道のりを歩き続けました。

たまたま一緒にいらした見ず知らずの男性が、１人はおぶってくださいました。

びしょ濡れの背中の息子が「お母さん、僕たち、死ぬの？」と、ブルブル震えていたことが今でも忘れられません。

磯のトンネルの向こうには主人が心配して待っているし姶良の実家の親は連絡が取れなくなり「もう、土砂に流されたのか」と本当に心配をかけました。

亡くなられた方もいて、本当に怖い思い出です。

ＫＴＳでは皆さんの体験談をＫＴＳアプリで募集しています。頂いた体験談はニュースで紹介します。皆さんの投稿をお待ちしています。