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ネット証券不正アクセス 県内でも約10億円の被害確認 鹿児島県

2025年4月24日(木) 18:25

2025年に入り、証券取引に使う個人の口座に不正ログインし、株式などを勝手に売買される被害が全国で相次ぐ中、鹿児島県内でも複数の被害が確認されていることがわかりました。

売買総額は約10億円に上るということです。

これはネット証券の利用者の口座が不正にログインされ、保有している株式などが第三者によって勝手に売買されるもので、金融庁によりますと4月16日までにその総額は約1000億円に上っています。

警察によりますと、県内でも24日までに同様の被害が少なくとも2件確認されていて、不正売買の総額は約10億円に上るということです。

そのうちの1件は、4月中旬、県内に住む被害者のパソコン宛てに、実在する証券会社の名前をかたった「セキュリティ強化のお知らせ」などと書かれた複数の嘘のメールが届きました。

被害者がメールに記載されていたURLをクリックしたところ、実在する会社を装った偽のホームページが開き、そこにIDとパスワードを入力したということです。

警察はなりすましメールによって個人情報を盗み取る、いわゆる「フィッシング詐欺」の手口が使われたとみています。

メールの真偽を見分けることは難しいことから、「メールに記載されているURLをクリックしない」「公式のウェブサイトをあらかじめブックマークしておいて、そこからアクセスする」など注意を呼びかけています。

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