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鹿児島・姶良地区 段階的に断水復旧 記録的な大雨の影響 お盆も土砂や流木の片付けに追われる人も

2025年8月14日(木) 19:10

鹿児島県霧島市や姶良市などで、大きな被害を出した一連の大雨からまもなく1週間です。

広い範囲で断水に見舞われた姶良市では、霧島市に続き、徐々に断水が解消されつつありますが、一方で、お盆のさなかの街では14日も片付けに追われる人の姿がみられました。

記録的な大雨のため、8月8日から最も多いときで1万7900戸が断水していた姶良市。

12日、断水の原因である導水管の仮設工事が完了し、13日の午前10時から段階的に配水が始まりました。

姶良地区の住民
「きのうの昼過ぎまで風呂やトイレが入れない状態。母親はずっとお風呂に入れなかった。95歳」

姶良市では14日午後3時までに姶良地区約1万5000戸の断水が解消され、約350戸で断水が続く加治木地区では、8月17日の復旧を見込んでいます。

美川愛実キャスター
「姶良市平松の道路です。大雨から1週間近くたちますが、道路のいたるところには流木が散乱していて、山積みになっているところもあります」

街では断水が解消して、やっと始められた作業も。

住民
「高圧洗浄機で道路の掃除をしている」

姶良市平松の住宅では、川から流れ込んできた土砂を洗い流していました。

住民
「8・6水害の時はあちらの河川が氾濫したが今回はこちらまで来た」

また、大雨被害は姶良市に隣接する鹿児島市東佐多町でも。

8日の大雨で氾濫した思川のすぐそばにある住宅です。

70代の女性が1人で暮らしていましたが、床上40センチほどまで浸水。

女性は現在、別の場所で避難しているそうです.

14日は女性の家族が使えなくなった雑貨などを廃棄する作業を進めていました。

住民の家族
「1階のものはほぼ捨てた状態。北部清掃工場が混んでいる状態で、(廃棄が)お盆までかかってきょうで最後」

男の子
「暑いけど早く復興してほしいからがんばる」

大雨からまもなく1週間。

徐々に復旧も進む中、その爪痕はいまだ各地に残っていました。

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