「黄色い旗」が生んだ“幸”、群発地震の「不」 鹿児島の人々が選んだ“心に残る一字”
2025年12月13日(土) 08:00
街の人々が選んだ2025年の漢字

2025年はどんな年でしたか?
鹿児島の街を歩く人々にも、今年の漢字を聞いてみた。
18歳になり自動車学校に通い始めた高校3年生は「挑」を選び、「忙しいことは楽しいことだと思って。挑むことの大切さを知ったので」と理由を語った。来年は「車」の字になるだろうと予測している。
子どもが教師への転職を決めた50代男性(学校事務員)は「職」を選択。「やっと肩の荷がおりた」と安堵の表情を見せた。「子供のいいところを伸ばすことのできる先生になってほしい」と期待を込めた。
ケーキ店で働くパティシエ(20代)は「幸」を選び、「多くのお客さんにケーキを渡すことができて幸せと笑顔をたくさん届けることができた」と話す。今後も「もっと技術をあげてお客さんにもっと幸せになってもらえるようなケーキを作りたい」と意欲を見せた。
一方、その友人は思いがけず「猫」を選択。「今年子猫を拾って犬派だったんですが猫派になった」と笑顔で語った。
協調性の大切さを感じた50代女性(会社員)は「和」を選び、軽音部に所属する男子学生(高校3年)は自分の弱さと向き合う年だったとして「気」を挙げた。「自分の弱いメンタルの部分をこれから強くしていく」と、シンガーソングライターを目指す決意を語った。
一文字に込められた思いは人それぞれだが、災害や困難を乗り越えてきた2025年を振り返りながらも、2026年への希望や展望を語る姿が印象的だった。災害から生まれた「幸」に象徴されるように、逆境から新たな一歩を踏み出そうとする鹿児島の人々の姿が浮かび上がる。

















































































































