ゴーシチゴーシチシチ

今月５日のナマ・イキＶＯＩＣＥでもお伝えしましたが、

実は私、短歌にハマっています。

きっかけは本当にささいなことです。

特に何かがあったわけではないのに
なんとなく心が疲れたなーっていう日があって

なんとなく書店に立ち寄りました。

きっと優しい言葉がほしかったんでしょうね、
気がついたらエッセイコーナーにいて

１冊１冊見ていたら
その並びに短歌の本があったんですよ。

興味はなかったんですが
その日はなんとなく本を開いてみたくなって
１冊手に取りました。

それがナマ・イキＶＯＩＣＥでも紹介した
『あなたのための短歌集』です。

現代短歌の歌人・木下龍也さんが
依頼者のためだけに短歌を作って贈る

「あなたのための短歌」という
プロジェクトから生まれた一冊。

私はたまたま開いたあるページで
運命を感じました。

それが...

お題

自分の名前「あかり」で短歌をお願いします。
親が「あかるい子に育ってほしい」とつけてくれました。

短歌

君が死後まず目指すのは僕の待つ
部屋のあかりでありますように

どこのどなたかもわからない
同じ名前の「あかり」さんがにあてた短歌でしたが

すごくあたたかくて優しくて
しばらくこのページをながめていました。

その後、購入して
他のページも読み進めていくと

心がすっと晴れていくような
優しい短歌に次々と出会えました。

お題

頑張らなくてもいいんだよと思える短歌をお願いします。

短歌

もがくほどしずむかなしい海だから
力を抜いて浮かんでいてね

お題

長い間、片想いしていた相手がいます。
もう前に進もうと決めました。
背中を押してくれるような短歌をください。

短歌

ふりむけば君しかいない夜のバス
だから私はここで降りるね

もうひとつ。

特に好きで
お守りとして心にとめている一首。

お題

まっすぐ生きたい。
それだけを願っているのになかなかそうできません。
まっすぐに生きられる短歌をお願いします。

短歌

「まっすぐ」の文字のどれもが持っている
カーブが日々にあったっていい

強要も説得もしない
心に寄り添ってくれる短歌に
いつも救われています。

では最後に
木下さんの短歌に感化されて

私が最近作ってみたものをいくつか。

◎ワインショップに行った日に

「ねえ、ちょっといいワイン見つけたからさ」
あなたを誘う口実できた

◎中学１年生のときに行った夏祭りでのワンシーン

かき氷ボツボツ降った灰雨が
なんかよかった中１の夏

◎遠くに住む友人を思って

雨マーク５日も続いているけれど
君のところも同じだうれしい

忘れたくないこと
ささいなよろこびを
歌に残すってたのしいです♪