鹿児島出身・伊地知拓郎監督デビュー作『郷』 野球で描く友情と故郷の風景
2026年1月13日(火) 10:00

鹿児島ロケ映画『郷』公開「離れてわかった故郷の美しさ」
鹿児島市出身の伊地知拓郎監督が手がけた映画「郷」が、鹿児島市のミッテをはじめ全国の映画館で公開されている。初監督作品となるこの映画は、オール鹿児島ロケで撮影され、鹿児島の美しい自然が随所に映し出される作品だ。
野球と友情を通して描く青春ストーリー

野球と友情が教える“生きる意味”
「郷」は、高校球児「岳」を主人公に、野球部内での人間関係に苦悩する姿を描いた物語である。幼なじみとの再会をきっかけに前向きな気持ちを取り戻し、生きることの大切さを学んでいく青春ドラマとなっている。
作品の舞台となったのは監督の故郷である鹿児島。雄大な桜島や美しい吹上浜など、鹿児島の特徴的な自然景観が効果的に使われ、物語の背景として重要な役割を果たしている。
満席の劇場で行われた地元凱旋の舞台挨拶

故郷を離れたあなたへ届く映画『郷』
鹿児島市で行われた舞台挨拶には、伊地知拓郎監督と小川夏果プロデューサーの2人が登壇した。劇場は満席となり、地元の観客からの期待の高さがうかがえる盛況ぶりだった。
伊地知監督は登壇時、映画製作のきっかけについて「鹿児島の自然の素晴らしさを再認識したことが映画製作のきっかけにつながった」と語った。さらに「あんなに『離れたい、出たい』と思っていた鹿児島、日本に対して郷愁。外に出て鹿児島、日本の自然、文化の美しさに気づいた」と、故郷を離れて初めて気づいた鹿児島の魅力について心境を吐露した。
観客の心を動かす作品

“ふるさと”を見つめ直す物語
上映後、会場の観客からは「心に響いた、すごく感動した」という声が上がった。地元の風景と重なる青春ストーリーが、鹿児島市の観客の共感を呼んだようだ。
故郷に対する複雑な思いを抱える若者が多い中、離れてみて初めて気づく郷土の素晴らしさという普遍的なテーマが、作品の根底に流れている。
全国で公開中
映画「郷」は現在、鹿児島市の鹿児島ミッテをはじめ、東京や大阪など全国の映画館で公開中だ。鹿児島の美しい風景と青春の物語が織りなす本作は、地元の人々だけでなく、全国の観客にも鹿児島の魅力を伝える作品となっている。
伊地知監督の初監督作品でありながら、地元に根ざした視点と普遍的なテーマを持つ本作に、今後も注目が集まりそうだ。



















































































































