トカラ列島・悪石島 震度6弱の地震発生から10日で1週間 島外避難 第3陣の5人が鹿児島港に到着
2025年7月10日(木) 11:48
7月3日に悪石島で震度6弱の地震が発生してから10日で1週間となる中、トカラ列島近海では群発地震が1700回を超えています。
9日は島外避難の第3陣となる5人が、十島村の悪石島から鹿児島市に到着しました。
轟木康陽記者
「午後6時前です。第3陣の避難者を乗せたフェリーとしま2が鹿児島市の港に入港してきました」
9日午後6時ごろ、地震が続く十島村の悪石島から、島外避難する20代から70代の男女5人を乗せた村営船「フェリーとしま2」が、鹿児島市の南ふ頭に到着しました。
船を下りた十島村の住民らは、村が用意したホテルや親族の家などに向かっていきました。
悪石島から島外避難した住民
「ほっとしている。ゆっくり眠れるのかなと。ずっと揺れっぱなしで、いつどんな大きいの(地震)がくるか心配だった」
「自分は海で仕事をしていて、魚釣りする所がちょうど震源地の近く。魚が釣れるのかどうかも行ってみないと分からない。そっちのほうが心配」
十島村によりますと、7月4日から9日までに3回、あわせて64人が島外避難をしていて、現在、悪石島には20人、小宝島には44人の住民が残っています。
鹿児島赤十字病院の看護師原田良輔さんは、7月4日から9日までの6日間、悪石島に常駐する看護師をフォローする立場で診療所支援や巡回診療などに携わりました。
5日と6日には震度5強の地震を経験していて、今後の課題については次のように述べました。
鹿児島赤十字病院・原田良輔看護師(39)
「今後長期化することで新たな健康障害等が考えられるので、支援者の疲労も考えられるので、そこの支援を継続的にすることが必要」
鹿児島地方気象台によりますと、6月21日から続く群発地震で、トカラ列島近海では震度1以上の地震が10日午前10時までに1758回観測されています。
7月3日には震度6弱を1回、5日と6日には震度5強をあわせて3回観測していて、気象台は当面の間、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。
9日は島外避難の第3陣となる5人が、十島村の悪石島から鹿児島市に到着しました。
轟木康陽記者
「午後6時前です。第3陣の避難者を乗せたフェリーとしま2が鹿児島市の港に入港してきました」
9日午後6時ごろ、地震が続く十島村の悪石島から、島外避難する20代から70代の男女5人を乗せた村営船「フェリーとしま2」が、鹿児島市の南ふ頭に到着しました。
船を下りた十島村の住民らは、村が用意したホテルや親族の家などに向かっていきました。
悪石島から島外避難した住民
「ほっとしている。ゆっくり眠れるのかなと。ずっと揺れっぱなしで、いつどんな大きいの(地震)がくるか心配だった」
「自分は海で仕事をしていて、魚釣りする所がちょうど震源地の近く。魚が釣れるのかどうかも行ってみないと分からない。そっちのほうが心配」
十島村によりますと、7月4日から9日までに3回、あわせて64人が島外避難をしていて、現在、悪石島には20人、小宝島には44人の住民が残っています。
鹿児島赤十字病院の看護師原田良輔さんは、7月4日から9日までの6日間、悪石島に常駐する看護師をフォローする立場で診療所支援や巡回診療などに携わりました。
5日と6日には震度5強の地震を経験していて、今後の課題については次のように述べました。
鹿児島赤十字病院・原田良輔看護師(39)
「今後長期化することで新たな健康障害等が考えられるので、支援者の疲労も考えられるので、そこの支援を継続的にすることが必要」
鹿児島地方気象台によりますと、6月21日から続く群発地震で、トカラ列島近海では震度1以上の地震が10日午前10時までに1758回観測されています。
7月3日には震度6弱を1回、5日と6日には震度5強をあわせて3回観測していて、気象台は当面の間、最大震度6弱程度の地震に注意するよう呼びかけています。