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備蓄米 申請した鹿児島市の店舗は コメ店向け2021年産は受付休止

2025年6月2日(月) 18:58

農林水産省は、5月30日に始めた中小企業者を対象とする政府備蓄米の随意契約のうち、コメ店向けの申し込み受付を2日午後5時でいったん休止しました。

それを前に2日朝、この備蓄米の申請を行った鹿児島市のコメ店を取材しました。

鹿児島市下荒田にある二之宮米穀店です。

2日朝、政府備蓄米への申し込みをしました。

二之宮米穀店・二之宮行宣さん
「5月30日に(備蓄米の申請を)踏みとどまった。(書類を)一応出してあす付で申請しようと思ったが今日の17時で受付終了と出たので、今日の午前中のうちに申請してどうにかすべりこんだ」

この米穀店が申し込んだのは、5月30日から受け付けが始まった2021年産の備蓄米です。

コメ店向けには2万トンを売り渡す予定で、店主の二之宮さんは2日午後5時に設定された受け付け休止を前に、誓約書や販売契約書など5種類の資料を急いで用意したといいます。

二之宮米穀店・二之宮行宣さん
「買う方は最低10トン。売れるか売れないか分からないが販売計画書を作成しないといけない。かなりの労力と頭を使う」

資料のほかに10トンという大量の備蓄米の保管先や、荷下ろしのスタッフの手配まで、申し込みと同時進行で進めているということです。

二之宮さんが備蓄米の申請に踏み切ったのにはこんな思いがありました。

二之宮米穀店・二之宮行宣さん
「この値段で本当にいいのか。今まで売ったことがない値段。急に1年半の間で3900円台になった。毎日食べるものがこれでいいのかって。町の米屋さんもやらないとだめだ」

こちらには店舗に精米機が備わっているため、国の審査に通って備蓄米が届けば、数時間後には店頭で販売することが可能だということです。

さて、今お伝えした街の米店向けの備蓄米については、2021年産のものとなります。

一方、大手小売業者向けの2022年産の備蓄米については、東京や大阪など一部地域ではすでに流通が始まっています。

これらの米はいつ頃、どれくらいの価格で鹿児島に流通するのでしょうか。

最新の情報をまとめました。

まずは全国チェーンのイオンです。

6月上旬に5キロ2138円での販売を予定しています。

ドン・キホーテは6月9日以降、全国で順次販売を予定していて、価格は5キロ2139円です。

コスモス薬品は6月上旬から中旬に販売予定で、価格は5キロ1980円を予定しています。

スーパーなりざわは6月中旬に販売予定で、販売価格は未定です。

一方、こちらのタイヨー、山形屋ストア、ダイレックス、A-Zについては具体的な販売の予定が決まっていません。

タイヨー、山形屋ストアは取り扱いの予定はあるものの、入荷の時期が決まらず、販売日や値段については未定となっています。

ダイレックスは親会社のサンドラッグが申し込んでいますが、鹿児島でも取り扱いがあるかはまだ分からないということです。

A-Zは2021年産の備蓄米を申請しているということで、入荷ができれば販売していくとしています。

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