中東情勢・原油高「オイルショックの再来はないが長期化リスク」 農業・観光にじわり影響と専門家
2026年4月16日(木) 15:01
大型連休前の観光にも影 「観光県にとっては痛手」

中東情勢で経費増、開催延期になった鹿屋カンパチ祭り
4月下旬からは大型連休を控え、観光業への影響も懸念される。円安の影響で海外旅行を控える動きがある一方、ガソリン高が国内旅行の行動範囲を狭める可能性があると福留部長は指摘する。
「円安で海外にいけないので、国内回帰でお客さんが鹿児島に来てくれたらいいが、燃料高、ガソリン高が続くと近場で済ませよう、日帰りで済ませようとならざるを得ない。観光県にとっては痛手」
さらに、イベント開催への影響も見逃せない。
「イベントでは主催者側が経費の増加を踏まえて、延期・中止という動きが増えてくると、観光の足を引っ張ることになる。そこは警戒する部分」
観光業は宿泊・飲食・交通など地域経済の幅広い分野と連動しているだけに、その打撃は農業と同様、広く県民生活に波及しかねない。
「長期化リスクも考えないといけない局面」

長期リスクも考えないといけない局面と語る専門家
当初、専門家の間では今回の中東情勢を「短期的なショック」として捉える見方もあった。しかし、福留部長の見立ては変わりつつある。
「イラン情勢、最初は短期的なショックで終わってほしいと思っていたが、この局面になると先行きが見通せないので、長期化リスクも考えないといけない局面」
日々刻々と変化する情勢の中で、農業・水産業・観光業という鹿児島の主要産業が三方から圧迫される構図が浮かび上がる。パニックになる必要はないが、長期的な視点でコスト管理や経営の見直しを進めることが、地域の事業者にとって急務となりつつある。一刻も早い情勢の収束が、県民すべての願いだ。





















































































































