全日本U-14代表に選出された14歳、鎌田帆南が語るソフトテニスの強さと全中優勝への挑戦
2026年5月1日(金) 12:00

鎌田 帆南選手
鹿児島県垂水市に、日本代表の座をつかんだ14歳がいる。垂水中央中学校3年の鎌田帆南選手だ。2026年度の全日本U-14チームメンバーに選出された鎌田選手は、「バックがフォアと同じくらいの威力を持っている」と語る強力なバックハンドを武器に、全国の頂点を目指している。
全国20人の狭き門を突破

様々な大会で好成績を収める鎌田選手
鎌田選手が所属するのは、垂水市を拠点とする女子ソフトテニスチーム「どんぐり垂水ソフトテニスクラブ」だ。2025年11月、宮崎県で開催されたジュニアジャパンカップのU-14女子シングルスで準優勝を果たし、その実力が全国規模で認められた。
その結果、全国からわずか20人しか選ばれない2026年度の全日本U-14チームメンバーに名を連ねることとなった。地方の中学生クラブから日の丸を背負う選手が生まれたことは、垂水市のソフトテニスコミュニティにとっても大きな誇りとなっている。
ゴム製ボールが生む独特の駆け引き

ゴムボールの特性
ソフトテニスは、硬式テニスの約半分の重さしかないゴム製のボールを使用する競技だ。この特性から、風によってボールの軌道が変わりやすく、試合中の対応力が求められる。また、横にバウンドさせて相手のリズムを崩す「カットサーブ」が多用されるなど、硬式テニスとは異なる独自の戦術が存在する。
鎌田選手はこうした競技の特性についてこう語る。
「カットを使ったりとか、風があったらボールが変化するので、そういうところがソフトテニスならではだと思う」
ルールや道具の違いを熟知した上で、自分の強みを最大限に発揮することが、鎌田選手の戦い方の根底にある。
最大の武器、強烈なバックハンド

強烈で狙いも正確な鎌田選手の『バックハンド』
鎌田選手が対戦相手にとって厄介な理由のひとつが、強力なバックハンドショットだ。通常、テニス系競技ではフォアハンドの方が強く打ちやすいとされるが、鎌田選手のバックハンドはフォアハンドと同等の威力を持つ。
「バックがフォアと同じくらいの威力を持っていると思う」
この武器を活かし、狙った場所に強く正確に打ち込むことで、相手を左右に揺さぶりながらポイントを積み重ねていく。
ダブルスでは後衛を担当する鎌田選手。ラインぎりぎりにバックハンドで打ち込み、相手後衛を深く下げることで、前衛の攻撃をアシストする場面も光る。
「いつでもバンバン攻めて、その後に前衛に決めてもらうというのがペアとしての持ち味だと思う」
積極的に攻撃を仕掛けながら、ペアとの連携でポイントを取り切るスタイルは、後衛としての理想的な役割を体現している。
どんぐり垂水で迎える、最後の一年

今後の目標を語る鎌田選手
日本代表への選出が決まった2026年は、鎌田選手にとってどんぐり垂水ソフトテニスクラブで過ごす最後の年でもある。中学3年生として迎えるこの一年に、彼女が掲げる目標はひとつだ。
「このどんぐり垂水で最後の全中(全国中学校ソフトテニス大会)で団体優勝。調子が良い悪い関係なしに、ずっと安定したプレーができるよう頑張りたい」
目標に据える全国中学校ソフトテニス大会は、2026年8月に島根県で開催される。日本代表としての経験を力に変え、チームとともに頂点へ。垂水市から生まれた新星の挑戦は、いよいよ佳境を迎える。





















































































































