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ニュース・スポーツ

鹿児島市「初の3000億超」予算案 西原商会アリーナを大改修、座席5000席以上へ

2026年3月5日(木) 18:43

現在、鹿児島市議会で審議が進む鹿児島市の2026年度予算案。

初めて3000億円を超えた予算案に盛り込まれた「地域の稼ぐ力」を高める取り組みに注目します。

鹿児島市・下鶴市長
「これまで磨いてきた鹿児島市の魅力や価値をさらに高め、人々を引きつけ離さない都市のブランドを築かなければならない」

2026年度予算への思いをこう意気込む鹿児島市の下鶴市長。

一般会計当初予算は3048億円と4年連続で、過去最高を更新しました。

この中で重点的に取り組むのが107億円の予算枠を設けた「魅力にあふれ人が集う活力あるまちづくり」。

そのうちの一つが24億円余りが計上される、西原商会アリーナのリニューアルです。

鹿児島市は2024年度に一度入札を行おうとしたものの、入札の参加業者がなく計画そのものを延期した経緯があります。

今回は仕切り直しの入札です。

鹿児島市スポーツ課・鳥丸禎一課長
「今回いろいろな要件を見直す中で、可能な限り業者に手を挙げてもらえる要件の緩和も考えている」

大城哲也記者
「1992年のオープン以来初めてとなるメインアリーナの大規模リニューアル。新たな空間への期待が高まります」

リニューアルは3本柱で計画されています。

耐震化のためのつり天井の改修。

迫力ある映像を映し出す大型ビジョンの整備。

そして、現在約3400ある座席を5000席以上に増やし、アリーナを稼ぐ施設として整備するのが狙いです。

鹿児島市スポーツ課・鳥丸禎一課長
「これまでの“する”スポーツからライブやエンタメなど含めて“見る”スポーツと多様化している状況があり、県外にも広く発信できるリニューアルで魅力的なアリーナづくりに努めたい」

そしてこんな事業にも予算が組まれました。

Q.鹿児島の偉人と言えば?
「鹿児島の偉人?西郷隆盛ですかね」
「西郷さんしかないですね。西郷隆盛さん!」

美川愛実キャスター
「そんな西郷さん。2027年度には生誕200年、そして没後150年という大きな節目を迎えます。それに向けて2026年度から様々な取り組みが実施されます」

32億円が計上されたのは「西郷隆盛生誕200年・没後150年」記念プロジェクト。

2027年度に迎える節目を前に、その機運を高める事業が盛り込まれます。

その一つが鹿児島市加治屋町にある維新ふるさと館のリニューアル。

幕末の薩摩と明治維新について学べる観光施設として1994年にオープンし、度々、一部リニューアルを行ってきましたが、今回は2億円あまりの費用をかけ館内を全面リニューアルします。

子どもはもちろん、海外の観光客も楽しめるよう、よりわかりやすい展示を目指すということです。

2027年1月23日の西郷隆盛の誕生日に合わせ、リニューアルオープンする予定です。

このほか、西郷隆盛に関するシンポジウムや街歩きなどを開催したり、西郷隆盛をテーマとした商品の開発を行う事業者への助成など郷土の偉人を県内外にPRする取り組みが進められるということです。

市政のDX化推進や福祉関連など様々な費用が投じられ、3000億円の大台を超えた今回の予算。

美川キャスター
「ただ鹿児島市の財政状況、少し気になるところがあります。それがこちらです。2026年度の大きく膨らんだ赤字の部分です」

プライマリーバランスは、借金に頼らずに事業をまかなえているかを表す数値。

財政が健全かどうかを示す指標ですが、2027年度の赤字額は50億円を超え、ここ数年では突出しています。

この理由について下鶴市長は。

鹿児島市・下鶴市長
「大規模な建築、建設事業が集中したことによるもの」

市長が話す大規模事業とは、先ほど紹介した西原商会アリーナのリニューアルと、2026年度開校する桜島学校の新校舎の建設工事です。

入札がずれ込み、これらの工事が2026年度に集中したため、赤字幅が広がったとしています。

下鶴市長
「可能な限り事務事業の峻別、見直しも並行して行いながら財政の健全化に取り組んでいる」

マニフェストに「選ばれるまち」を掲げる2期目の下鶴市政。

投じられる税金が県都・鹿児島市をどう変化させていくのか?

その手腕が試されます。

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