運営者・利用者が語る「終身雇用で派遣する」地方モデル 鹿児島・錦江町の人材協同組合が示す過疎対策の新潮流
2026年3月13日(金) 18:23
過疎と高齢化による担い手不足の解決策として、鹿児島県錦江町で活用されている人材派遣のシステムを紹介します。
働く側、受け入れ側、双方にメリットがありました。
錦江町商工会やシルバー人材センターと同じ建物内に事務所があり、2023年4月に設立された「錦江町MIRAIサポート協同組合」は、「ちょっと人手が欲しい!」という農家や企業に必要な時に必要な期間だけ職員を派遣しています。
錦江町MIRAIサポート協同組合・久保秀作事務局長
「事業者も1年を通じて雇用できる環境じゃないと。『忙しい時は決まっています』『冬の間、3カ月だけ人が欲しい』という時にこちらの方で雇用する。雇用関係はこの組合でやっているので終身雇用で、福利厚生もみます」
そうなんです。
「派遣」と言っても、職員は終身雇用で月給制。
事前に組合に加盟すれば1時間1200円で人材を派遣してもらえます。
「錦江町MIRAIサポート協同組合」は国の「特定地域づくり事業協同組合制度」を利用して設立されたもので、こうした組合が全国138カ所にあります。
組合の運営に必要な経費や職員の給与は事業者の利用料の他、国と自治体の補助金でまかなわれていて、職員の収入も安定しています。
誕生の背景には過疎や高齢化による人材不足がありました。
建設会社 大山組・大山卓郎社長
「我々の地域も結構人出が不足しております。今、年度末で忙しい繁忙期にお願いして組合に聞いて派遣してもらっている」
錦江町MIRAIサポート協同組合・本釜拓弥さん
「最初の方は考えていなかった。話をもらって、いろいろな働き方ができると。自分も決まっていなかったので、色々なことを経験して勉強していきたい」
一方こちらは収穫の最盛期を迎えたピーマンのハウス。
作業をしているのは、愛知県から移住してきた画家の越山由唯さんです。
錦江町で創作や、絵画教室を行う傍ら、協同組合の職員として働いています。
錦江町MIRAIサポート協同組合・越山由唯さん(愛知県出身)
「とても充実している。アーティスト活動もしつつ、仕事もみなさん親切。働きやすい環境にあるので両方の活動がしやすい」
この制度は越山さんのような移住者の働き先としても需要があり、派遣先での人との出会いも魅力の一つです。
錦江町では現在、14の事業者へ6人の職員が交代で派遣されていて、6人中3人が移住者です。
鳥越農園・鳥越秀一さん
「新しい風というか、良い感じで若い人たちと話ができて、特技を持つ方も魅力がある」
働きたいけど働く場所がないという地方の悩みと、人手が欲しいけど1年を通して雇用するのは難しいという事業者。
それぞれの悩みをマッチングさせた新しい働き方が過疎の町で広がりをみせています。
画家の越山さんは今度、アメリカで展示会を開くそうで、そこに自分が栽培に携わった錦江町産のお茶を持って行ってPRするそうです。
街が元気になる好循環が生まれていますね。
働く側、受け入れ側、双方にメリットがありました。
錦江町商工会やシルバー人材センターと同じ建物内に事務所があり、2023年4月に設立された「錦江町MIRAIサポート協同組合」は、「ちょっと人手が欲しい!」という農家や企業に必要な時に必要な期間だけ職員を派遣しています。
錦江町MIRAIサポート協同組合・久保秀作事務局長
「事業者も1年を通じて雇用できる環境じゃないと。『忙しい時は決まっています』『冬の間、3カ月だけ人が欲しい』という時にこちらの方で雇用する。雇用関係はこの組合でやっているので終身雇用で、福利厚生もみます」
そうなんです。
「派遣」と言っても、職員は終身雇用で月給制。
事前に組合に加盟すれば1時間1200円で人材を派遣してもらえます。
「錦江町MIRAIサポート協同組合」は国の「特定地域づくり事業協同組合制度」を利用して設立されたもので、こうした組合が全国138カ所にあります。
組合の運営に必要な経費や職員の給与は事業者の利用料の他、国と自治体の補助金でまかなわれていて、職員の収入も安定しています。
誕生の背景には過疎や高齢化による人材不足がありました。
建設会社 大山組・大山卓郎社長
「我々の地域も結構人出が不足しております。今、年度末で忙しい繁忙期にお願いして組合に聞いて派遣してもらっている」
錦江町MIRAIサポート協同組合・本釜拓弥さん
「最初の方は考えていなかった。話をもらって、いろいろな働き方ができると。自分も決まっていなかったので、色々なことを経験して勉強していきたい」
一方こちらは収穫の最盛期を迎えたピーマンのハウス。
作業をしているのは、愛知県から移住してきた画家の越山由唯さんです。
錦江町で創作や、絵画教室を行う傍ら、協同組合の職員として働いています。
錦江町MIRAIサポート協同組合・越山由唯さん(愛知県出身)
「とても充実している。アーティスト活動もしつつ、仕事もみなさん親切。働きやすい環境にあるので両方の活動がしやすい」
この制度は越山さんのような移住者の働き先としても需要があり、派遣先での人との出会いも魅力の一つです。
錦江町では現在、14の事業者へ6人の職員が交代で派遣されていて、6人中3人が移住者です。
鳥越農園・鳥越秀一さん
「新しい風というか、良い感じで若い人たちと話ができて、特技を持つ方も魅力がある」
働きたいけど働く場所がないという地方の悩みと、人手が欲しいけど1年を通して雇用するのは難しいという事業者。
それぞれの悩みをマッチングさせた新しい働き方が過疎の町で広がりをみせています。
画家の越山さんは今度、アメリカで展示会を開くそうで、そこに自分が栽培に携わった錦江町産のお茶を持って行ってPRするそうです。
街が元気になる好循環が生まれていますね。



















































































































