鹿児島の高校インスタが「1000万回再生」突破 看護教員がスマホで撮り続けた"何気ない日常"がバズった理由
2026年9月14日(月) 15:00
校長もホワイトボードを手に登場、コメント欄は閉鎖で生徒を守る

ホワイトボードに偉人の名言を書き込む宮原義文校長
動画に登場するのは生徒だけではない。9月1日の始業式、約40日ぶりに登校する生徒たちへ向け、宮原義文校長がホワイトボードに偉人の名言を書き込む様子もカメラに収められた。「新学期でもしかしたら『学校に来たくない』という生徒がいるかもしれない。『一人で悩まないで』とメッセージを伝えたい」と宮原校長は話す。
一方、生徒を守るためにコメントは書き込めない設定にしている。外部からの不用意な接触を遮断しながら、発信だけを続けるという姿勢だ。
学校広報WEB・SNS研究会の渡辺健太理事は、この取り組みをこう評価する。「普段の様子を発信し、保護者に安心感を得てもらう意味では、地方の学校でも東京の学校でも同じですごく意味のある広報活動。40〜50代の女性の保護者の世代も高校生も使うインスタグラムでの情報発信は自然な流れ」。
「我々が思っている以上に、SNSの浸透力はすごい」
8月22日には2026年度の生徒募集に向けた体験入学会が開かれ、井脇先生は歩きながら生徒に「一番楽しいことは何ですか?」と質問する動画を撮影した。生徒は「実習とかが楽しいです。現場に行って実際に学べるので」と笑顔で答えた。突然カメラを向けられても物怖じしない生徒たちの姿が、学校のPRにもなっている。
宮原校長は手応えをこう語る。「我々が思っている以上に、SNSの浸透力はすごいと感じている。より魅力的な映像を発信して今のフォロワー数3万人をもっともっと増やしたい」。
出水中央高校の投稿が多くの人を引きつけるのは、作り込まれた映像ではなく、リアルな青春の瞬間があるからだ。専門知識もなく、毎日スマホを向け続ける教師たちと、それに応える生徒たちの姿・・・その積み重ねが、1000万回再生という数字を生み出している。

















































































































