
アナウンス部の仲間だった
高橋幸アナウンサーが、この春KTSを離れることになりました。
アナウンサーの後輩が退社するのは初めての経験で、
いろいろな感情がわき上がっていますが、一番はただ寂しいです。

高橋アナウンサーはいい意味で自分らしさとか、
私はこうなんです!というものをしっかりと持っていて、
逆にそれが頑固な部分でもあったのですが…笑。
入社2年目、3年目となるにつれて、どんどん向上心が高くなりました。
彼女が2年目を迎えるとき、3年目を迎えるとき、4年目を迎えるとき。
決まって私は彼女をご飯に誘い、これから一年間の目標を聞いていました。
その言葉通り、日々成長する姿を近くでたくさん見せてくれました。

高橋アナとの出来事で私が一番嬉しかったことを話します。
高橋アナは番組のナレーションを担当する際に、
よく私に「井上さん聞いてもらっていいですか?」と聞きに来てくれました。
その結果かどうかは分かりませんが、フジテレビ系列のアナウンス技術を競うアナウンサー大賞の新人部門で見事奨励賞を受賞しました。
自分が受賞したわけではありませんが、自分のことのように嬉しかったです。

私も年齢を重ねたせいか、
いつからか高橋アナが妹のようにかわいく思えるようになり、その笑顔に癒やされていました。

本音を言えば、もう少し近くで彼女が成長していく姿を見ていたかったです。
でも、高橋アナがたくさん悩んで出した答えなので、全力で背中を押してあげたいと思います。

さよなら、は言いません。
また鹿児島にゆっくり羽を伸ばしにきてね。
高橋、笑顔でいってらっしゃい。