先月、
甲子園に行きました。
「あの夏を取り戻せ」
というプロジェクトの取材です。
３年前の２０２０年５月
新型コロナの影響で
夏の甲子園が戦後初の中心に。
選手たちは目標を失いました。
そこで立ち上がったのが
武蔵野大学３年の大武優斗さんです。
大武さんも３年前
甲子園を目指して野球に打ち込んでいた
元高校球児です。
高校を卒業してからも
「野球を見るのが嫌になっていた」
と話す大武さんは
何か前に進むための何かをやりたいと
思っていたそうです。
そこで「あの夏を取り戻せ」プロジェクトを
立ち上げました。
これは、当時の各都道府県で開催された
独自大会を優勝したチームなどが
３年越しに甲子園に集まってプレーしようというものです。
でも何からしていいかわからなかった大武さんは
とにかくこの企画を知ってもらいたいと
北は北海道から
南は沖縄まで
放送局、新聞、雑誌…
インターネットで電話番号を調べて
電話をかけて直接話をしたそうです。
ＫＴＳにも、ある日その電話がかかってきました。
熱い思いに感銘を受けた私たちは
ぜひ追いかけたいと思いました。
ＫＴＳライブニュースでも何度か
特集を放送しました。
そして、ついに先月２９日に
本番を迎えました。
鹿児島からは神村学園ＯＢが参加。
野球を続けている人
引退している人
さまざまです。
少しぱつぱつになった
高校時代のユニホームを着て
選手たちは甲子園球場に集まりました。
選手だけでなく
保護者にとっても
３年越しの甲子園。
「３年前、泣きながら息子が電話をしてきて
なんて言葉をかけていいかわからなかった」
「家族みんなで泣いた」
と家族も悔しい思いをしてきました。
すべてのもやが
晴れるわけではないかもしれませんが
その思いが
報われる日が
ようやく来ました。
甲子園でプレーする選手たちの表情
３年ぶりに集まって試合をする様子
使い古された表現かもしれませんが
笑いあり涙ありの時間となりました。
この模様は
１２月７日（木）
１８：０９～
ＫＴＳライブニュースで放送予定です。
お時間が許す方はぜひご覧ください。
