3月3日に開かれた
鹿児島マラソン。
その鹿児島マラソンに
初めて挑んだ鹿児島市に住む
福留玲奈さん21歳。
玲奈さんは
この春、就職で鹿児島を離れます。
離れる前に
父・直さんとの思い出を作りたいと
お父さんを鹿児島マラソンに誘いました。
冒頭の写真は
スタート前に一緒に撮った写真です。
玲奈さんは
お父さんがトイレに行っている間に
「直接言うのは恥ずかしいけど
今まで育ててくれてありがとうという
感謝の気持ちで走りたい」と
話してくれました。
笑顔でスタートした2人。
しかし、
途中で足をくじいてしまった玲奈さん。
痛みをこらえながら一歩ずつ前に進んできましたが
お父さんに「先に行って」と伝えて
歩き出しました。
お父さんは先にゴール。
お父さんが待つゴール地点に
なんとしてでも行きたい玲奈さんでしたが…
途中でリタイアとなってしまいました。
最後、玲奈さんの目には悔し涙があふれました。
それでも、お父さんと再会した
玲奈さんの表情は笑顔でした。
「この経験は私にとっても
お父さんにとっても
とっても大きな宝物になったことは
間違いはないと思います
応援のすばらしさやうれしさを
実感することができました」
と玲奈さんは話していました。
玲奈さんは春から看護師になります。
挑戦する福留親子の姿から
たくさんのパワーをもらいました。
本当にありがとうございました。