人生を自分らしく楽しんでいる女性、その名も「楽女（ラクジョ）」。かごニューでは、鹿児島の「楽女」にスポットをあて、日常を楽しく生きるヒントを探りました。
今回は、天文館で絵本の読み聞かせを行う鹿児島市の女性に密着。子どもたちに生の声を届けたい…。絵本を通して親子の絆を深めて欲しいと訴える女性の想いを伝えました。

人生を楽しむ女性　“楽女（ラクジョ）”
　～絵本で深める親子の絆～

【原﨑智美さん】
日頃アパレルショップの店長を務めてる原﨑さんは、天文館で絵本の読み聞かせを行う「てんまち文庫」を主催しています。
「天文館でファミリー層がゆっくり遊べる場所があったら良いな」と思い、絵本による触れ合いを大切にしています。

【なりたかった職業】
短大の児童教育学科を卒業した原﨑さんは、保育園の先生になりたいという夢があったのですが、ピアノが思うように弾けかったため、保育士にはなれませんでした。
しかし、その夢が諦められなくて、就職後、講習などを受けるつもりでしたが、仕事が忙しく思うように行きませんでした。

そんな時に出逢ったのが、店のお客様の有馬尚美さんでした。有馬さんは、子育てを終えて現役で絵本の読み聞かせをしていました。その有馬さんに声をかけてもらったんです。
有馬さんに誘われ読み聞かせのサークル等に参加するようになりました。
そして、約３年前に有馬さんと一緒に「てんまち文庫」を設立しました。

「てんまち文庫」を始めてからも、読み聞かせの講習会にも積極的に参加して、読み聞かせだけでなく、わらべ歌や手遊びを学びました。
いきなり絵本を読んでも、なかなか距離が縮まらなかったりする時に、わらべ歌や手遊びは大切です。

【親子の絆】
原﨑さんが子供の時に、原﨑さんのお父さんが、読めない漢字の横にカナをふってくれ、絵本や小説を読んでいたそうです。
自分の声で子供の表情とかを見ながら読み聞かせをする事が、子供との大切なコミュニケーションです。

今はスマホとかあるけど、絵本を１冊持って自分の声を届けながら、目の前の子供達と楽しい時間を過ごすと言う事は大切なんじゃないでしょうか！

【てんまち文庫】
毎月第３土曜日に天文館本通で開催。
次回は７月１６日（土）１１：００～。参加は無料です！