かごしま湯巡り旅、薩摩川内市の入来温泉街をタマリが歩く。入来麓武家屋敷群では、江戸末期から続くひなまつりの行事「かえんそや」に遭遇。晴れ着姿の女の子たちが“かえんそや(交換しましょう)”と言いながら、重箱に詰めたお菓子を交換していた。そして、温泉へ。2年前に2つの公衆浴場が合併してできた湯之山館は入口の屋根が道後温泉を連想させる大きな唐破風になっていた。熱めとぬるめの湯が同時に楽しめる温泉に町内外からの客たちが至福の時を過ごしていました。
かごしま湯巡り旅~入来温泉
入来温泉は、藩政時代から湯治場として栄えた温泉町。
【入来麓武家屋敷群】
浦之名麓にある武家屋敷群。知覧・出水麓と同様、当時の町のかたちがしっかりと残されており、江戸時代が見える武家屋敷群です。野面積みという、加工していない積み石を用いた石垣です。
【かえんそや】
旧増田家が暮らしていた茅葺き住宅がみごとに復元されています。その家から、晴れ着姿の女の子たちが、菓子類がいっぱい詰まった重箱を持参して登場します。「かえんそや」、交換しましょう…という意味の、江戸末期からつづいているひな祭り行事です。重箱の中は、ふくれ菓子・いこ餅などの郷土菓子から、ようかん、ケーキなどが、いっぱい詰まっててます…頂いたのは手仕込みの「白玉ぜんざい」550円。
【武家茶房Monjo】
古民家を利用したカフェ。落ち着いた雰囲気の店内で白玉ぜんざい(550円)を頂きました。
【入来温泉 湯之山館】
以前温泉街にあった二つの温泉銭湯、熱めのアゼロ湯と、温めの柴垣湯が合併。一度で2種類の泉質が楽しめる温泉です。そして温泉が出ている源泉棟では、熱めの湯を冷やすために滝のように湯を落として冷やしているんです。つまり水を一切混ぜていない純粋の温泉です。
電話: 0996-44-2301 料金: 大人270円
営業: 6:00~22:00 休み: 第1・3月曜日