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8月23日(月)「自分が新型コロナ陽性に・・・ その時とるべき行動とは」

県内でも、感染が急拡大している新型コロナウイルス。
PCR検査で陽性が出たその後は。
どのような流れで療養や入院となるのか。
実際に体験した人への取材から分かった現状と、もしもの場合の備えについて詳しくお伝えしました。

県内の新型コロナウイルスに関する情報

【8月22日発表】
新たな感染者 160人
 ※1日当たりの感染者数が100人を超えるのは今月11日からきのうまで12日連続
累計     6775人
療養者数(医療機関・宿泊施設など)639人
自宅待機             1217人(前日比+141人)

感染を疑ったら【 PCR検査までの流れ①】

発熱などの症状があった場合、すぐに病院に行くのではなく、まずは、かかりつけ医などに電話相談して下さい。
かかりつけの病院がなく、どこに相談したらいいか分からないなど迷ったら、各地域の受診・相談センター(保健所)に電話相談することになります。

 

感染を疑ったら【 PCR検査までの流れ②】

その後、相談した医療機関での診療や検査が可能であればそのまま受診。
難しいという判断になったときは、症状に応じて診療・検査医療機関を紹介されるので、そこで受診して下さい。

 

感染を疑ったら【 PCR検査までの流れ③】

そして感染の疑いが強まり、医師が「検査が必要」と判断した場合は、PCR検査を受けることになります。

PCR検査で陰性の時

検査を受けて陰性であれば、自宅で安静にする、あるいは、かかりつけ医で通常の診療を行うことになります。

陰性でも症状が続いたら相談を

ただし、陰性という結果が出た場合でも、発熱などの症状が続いた場合は、改めてかかりつけ医や受診・相談センターに相談して下さい。

陽性反応が出たら【そのあとの流れ①】

PCR検査で陽性となった場合には、保健所から連絡があり、聞き取りが行われます。

内容は、
・今の症状や基礎疾患がないかなど病歴の確認。
・濃厚接触者がいないかどうか。
・発症する14日前までの行動確認などになります。

陽性反応が出たら【そのあとの流れ②】

その後は、入院する病院や宿泊療養のホテルが手配できるまで自宅待機となります。

【入院orホテル療養はどうやって決まる?】
鹿児島市によりますと、症状や年齢、基礎疾患の有無などに応じて医師が判断するとしています。酸素吸入などが必要な、中等症や重症の患者は病院へ、症状が軽症や無症状の人はホテルなどでの宿泊療養になるということです。

【鹿児島県では基本的に宿泊療養する】
関東など感染者が多い地域は、症状が軽い場合に『自宅療養』もあるということですが、鹿児島県では原則、『自宅療養』はありません。
入院、もしくはホテルなどでの『宿泊療養』となっています。

【自宅待機の期間】
県の担当者によると、自宅待機期間は、2、3日ということですが、感染拡大の状況によっては、それ以上の時間がかかる可能性もあるということです。

【自宅待機時の注意点】
・外出をせず、他者との接触を避ける
・体調が悪化した場合は、受診・相談センター(保健所)に連絡する
・居室や食事の時間を分けるなど、同居家族との接触をできるかぎり避ける
・入院やホテルでの宿泊療養に備えて、必要なものの準備を行う

陽性反応が出たら【そのあとの流れ③】

療養先が決定したら、病院もしくはホテルに向かいます。
移動は、原則として、県が準備した感染対策済みの車が自宅に迎えに来るということです。

宿泊療養の体験談

実際に新型コロナウイルスに感染し、ホテル療養をした方に話を聞きました。
取材に応じて下さったのは、鹿児島市に住む男性です。

★陽性反応が出てから、療養終了までの流れ★

1.身近に感染者確認~自宅待機
同僚が、新型コロナウイルスに感染。保健所から濃厚接触者に認定されたたため、仕事を休み、自宅待機をします。
医師や保健所の指示に沿って、外出をせず、同居家族は妻の実家へ避難させるなどして、まわりとの接触を極力避けながら、注意して過ごしたそうです。
「最初、任意で行ったPCR検査は陰性だったが、今思えば、体に何となく違和感があった」と振り返ります。
すると翌日、39℃の発熱。改めて保健所の指示でPCR検査を受けたところ、陽性の反応が出たため、ホテルで療養することになりました。

療養先が決まるまで、自宅待機することになります。
自宅で一人で過ごす間、普通の食事が喉を通らず、療養開始までの2日間はゼリー飲料などを摂取して乗り切ったそうです。

2・ホテル療養(部屋は?)
療養先のホテルへは、県が準備した感染対策済みの車で向かったそうです。

県によりますと、部屋は個室で、テレビや冷蔵庫が設置されています。
室内には、風呂やトイレもあります。
また、Wifi環境も整っているそうです。
 

3.ホテル療養(準備する物は?)
事前に受けた説明をもとに、洗面道具やタオルを持参したそうです。

部屋はビジネスホテルの1室ですが、通常とは違い、感染拡大防止の観点から石けんやシャンプー、タオルなどはないため、自分で準備する必要があるそうです。
そして、同じく感染予防で館内のコインランドリーは使用できません。
そのため、下着などは部屋の洗面台で手洗いする必要があったそうです。

【療養費用】
宿泊や食事の費用の自己負担はありません。
ただし、療養が終わって自宅に帰るための交通費については自己負担となります。

【療養に備えて準備したほうが良いもの】
□現金
□保険証
□普段飲んでいる薬
□スマートフォンや充電器
□着替え
□タオル類と洗面道具
□洗濯用洗剤
□必要なら飲物やお菓子などの食べ物、本など
 

4.ホテル療養(食事は?)
室内のテーブルには、レトルトのお味噌汁10食分とペットボトル入りの水2リットルなどが準備してあったそうです。
食事は1日3回、決まった時間にお茶や水と一緒に、部屋の前に準備されたといいます。

5.ホテル療養(生活は?)
療養中は部屋から自由に出られず、家族との面会などもできません。

男性も、療養に入る際に担当者から体温計と血中酸素飽和度の測定器を渡された後は、療養が終わるまでの間、基本的に誰とも会うことはなかったそうです。

療養後の体調は?
男性は、ホテル療養となった翌日には熱は37℃まで下がったそうです。
しかし、匂いを感じなくなり、味覚もなくなったそうです。
さらにその次の日には、平熱まで下がり、体調も徐々に回復。72時間経過したことから、療養を終了しました。
現在は自宅で静養しているということですが、味覚障害などは残ったままだということです。

私たちにできる感染防止対策

感染症の専門家である鹿児島大学大学院の西順一郎教授に「私たちにできる暮らしの中の感染防止対策」について伺いました。

・こまめな手洗い・手指消毒
・マスクの正しい着用
・3密の回避
・ポイントを押さえた会食
・ポイントを押さえた生活
が有効だということです。