リポーターのタマリが温泉町を歩く“かごしま湯巡り旅”、今回は江戸時代初期に発見され44カ所の泉源、15の温泉銭湯旅館が並ぶ日置市東市来町の湯之元温泉が舞台。
ミカン畑で採れ立ての温州ミカンをいただき、湯の色が温度によって変わるという田之湯温泉と錦龍館の露天風呂を満喫。昭和が見える湯けむりの町で人情味豊かな人々と出会い至福の時を過ごしました。
かごしま湯巡り旅・タマリが行く湯之元温泉ぶらり
【めぐみの湯・錦龍館】
湯之元温泉はJR九州湯之元駅を中心に開発が進んでいます。老舗の温泉宿だった「錦龍館」がリニューアルし、温泉ホテルから家族湯・日帰り湯が楽しめる温泉になっていました。高い天井の広々とした内湯や開放感ある露天風呂、そして家族湯ができました。若い世代の家族にもぴったりのくつろげる温泉です。露天風呂は開放感があってとても気持ちがいいです。
■TEL:099-274-2311
■営業時間:9:00~23:00
■休み:金曜日(祝日は営業)
【中華料理・蘭丹】
中華料理・蘭丹はラーメン類はもちろん、焼きめしやギョウザなど、どれをとってもおいしい、と町の人誰もががすすめる中華のお店です。今は2代目、橋口明久・一美さん夫婦がその味を継いでいます。タマリさんが注文したのは、ラーメンの上に甘~いふわふわのたまごがのった天津麺です。とろとろのたまごとあんかけが麺によくマッチしてボリューム満点です。
ランチ 750円(税込) 天津麺、ライス、焼きギョーザ
■TEL:099-274-4518
【田之湯温泉】
田之湯温泉の脱衣所をのぞくと日本朝風呂党の宣言書がドーンと飾ってあります。朝風呂好きと言えば小原庄助さん。歌にある庄助さんは朝寝、朝湯、朝酒が大好きで、身上をつぶしましたが、そんな事は無いよと!朝湯は心身の元気の源だよ、と言うことを宣言しています。田の湯温泉の創業は昭和37年、半世紀を超した老舗の温泉銭湯でもあります。地元の人はもちろん、遠くから通う常連客が多い温泉です。温度によってお湯の色が、透明、緑、白と変わるので、七色に変わる温泉とも言われています。 入浴料 150円(大人)
■TEL:099-274-2219
■営業時間:6:00~22:00
■休み:毎月第2火曜日
【エアギター奉納】
11月23日は大イベント「ゆのまつり」の開催日で、湯之元の温泉街は早朝から準備で大忙しの状態でした。祭りが始まる前、湯の町の高台にある温泉神社で安全を願って関係者が祈りを捧げました。そしてエアギター奏者の播磨伸吾さん親子が温泉町の町興しを祈願してエアギターを温泉神社に奉納しました。
若い人たちを中心にいろんな活動を始めている湯之元温泉は非常に活気があり、町全体の空気が変わっていく予感を感じる旅になりました。