いよいよ今年4月から「プログラミング教育」が小学校で必修化されます。「コンピューターや、ロボット、機械などに動きの指示を出すプログラムを作ること」をプログラミングといいます。今回はアプリを作ったスーパー小学生、更にプログラミング教育の研究が進む鹿児島市の小学校を取材してきました。
プログラミングが得意なスーパー小学生 笑凛ちゃん
蓑茂笑凛ちゃん、小学4年生。一見普通の女の子に見えますが、 実は「プログラミング」にとっても詳しいんです。笑凛ちゃんは自分の力で貝殻図鑑のアプリを作りました。使うのはプログラミングソフトの「スクラッチ」。様々な指示が書かれているブロックを組み立てどう動かしたいのかコンピューターに指示を出していきます。
この他にも料理の手順をアニメーションでわかりやすく教えてくれるアプリや、思わず大人も熱中してしまうゲームなど、これまで作ったものはなんとおよそ50種類!小中学生を対象にしたコンテストにも挑戦しています。笑凛ちゃんはロボットと遊んだことがきっかけで、プログラミングに興味を持つようになりました。
笑凛ちゃんが通う子供向けのプログラミング教室『アイティーキッズラボ』。この教室を開いた伊牟田雅子さんは、4月からプログラミング教育が始まるのを前に影響が出てきていると話します。こうしたプログラミングを学べる教室は、数年前と比べ全国的に増えているそうです。伊牟田さんの教室では、子供同士の交流も大事にしています。この日はそれぞれが作ったアプリを実際にみんなで遊んでみるという時間も。
今年4月スタート!小学校のプログラミング教育
4月から小学校で必修化されるプログラミング教育。鹿児島市で唯一、プログラミング教育の研究協力校に指定されている、鹿児島市福平小学校を訪ねました。こちらではプログラミングをどんな風に授業に取り入れていくのが良いのか、去年から研究を続けてきました。必修化を前に、今まさに研究・準備のラストスパート!
この日の課題は「人に優しい街作り」。みんなが安心して横断歩道を渡るための信号機をプログラミングで作るという授業。妊婦さんや高齢者も安心して横断歩道が渡れるよう、青色の点灯時間を長くしたり点滅時間を調整したりと、工夫しながらプログラミングしていました。