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6月16日(火)きょうは和菓子の日~アマビエを食べて疫病退散?

6月16日は和菓子の日、SNSを中心に話題を集めている和菓子があります。「アマビエって何?」疫病退散の御利益!?老舗の菓子店が新しく作った妖怪の和菓子。込められた思いに迫りました。

きょうは和菓子の日~アマビエを食べて疫病退散?

和菓子 アマビエ
6月16日は和菓子の日。平安時代、仁明天皇が6月16日に神前に菓子や餅などを供え、無病息災を祈願したことが由来です。

今、SNSを中心に話題を集めている和菓子が霧島市の菓子店「坂田金時堂」にありました。モチーフとなったのは「アマビエ」と呼ばれる妖怪。「予言獣」 と言われ、稲作の豊凶や病気の流行を予言する妖怪なんだそう。新型コロナウイルスが流行する今、疫病退散の御利益があるのではと話題を集めています。アマビエ和菓子を求め、霧島市はもちろん、鹿児島市や指宿市からわざわざ買いに来るお客さんもいるそう。

職人・坂田さんの想い
坂田金時堂には年間を通して100種類ちかくのお菓子が並びます。アマビエ和菓子を作っているのは、坂田和美さん。世間が新型コロナウイルスの影響を受ける中、「多くの人を笑顔にしたい」という思いからアマビエ和菓子を新しく作ることにしました。

アマビエは江戸時代に肥後(今の熊本)の海に現れたとされている妖怪。和美さんも実は熊本の出身で、菓子店を経営する三則さんとの結婚を機に霧島市に。それまでは和菓子を作ったことは一度もなく、職人技を習得するには大変な苦労があったといいます。それでも食べてくれる人の笑顔を見ると、次第にやりがいを感じるように。

今回新たに作り始めたアマビエ和菓子は他のものに比べ特に作るのが大変なんだそう。色を変えたり模様を変えたり、4種類のデザイン案を経て今の形になったそう。アマビエ和菓子は手間がかかるため、毎晩お店を閉めた後に作ります。

暗い話題が続く今、そんな中でも自分ができることで誰かを笑顔にしたい。そんな温かい思いが確かにそこにはありました。きょうもかずみさんは、まだ見ぬ笑顔のため、アマビエ和菓子を作り続けます。

【坂田金時堂】
住所:霧島市隼人町内山田1ー8ー6
休:水曜
tel:0995ー42ー0007
営業時間:午前8時30分~午後7時30分