
スウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンの個展が、24日から鹿児島市立美術館で開催されています。
北欧の豊かな自然の中で創作された素朴で温かみのある作品は、世界中のファンを魅了しています。
リサ・ラーソンの個展の会場から、その魅力を生中継で紹介しました。

リサ・ラーソンさんはスウェーデンの陶芸家で、動物や子供をモチーフにした作品は世界中のファンを魅了し、91歳の今も創作を続けています。

開催されている個展では、リサさんの名作はもちろん、まだ知られていない希少なものも展示しています。
展示物紹介

展示会の監修をした、リアン・デザイン・ミュージアム館長のルーヴェ・イョンソンさんに会場を案内していただきました。
今回の個展では、第1章~9章に分けてリサさんの世界を紹介しています。

第1章『リサ・ラーソンの名作たち』
リサさんと言えば、動物。
ライオンのモチーフに、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

(ルーヴェさん)
リサは、粘土と対話をし、粘土から送られるメッセージを受け取ります。
粘土から何もない場合は、作らない。

素材との対話で作られるからこそ、素朴さの中に温かみのある作品に仕上がるんですね。

第2章『筆書きの妙』

(ルーヴェさん)
リサの場合はダイナミックに描くため、太く平たい筆を使います。

第7章『レア&ユニーク』
ファンタジーの世界にいそうな動物達がズラリ。

(ルーヴェさん)
1960年代に、リサが想像の世界で作ったアニマルです。

第9章『リサとグンナル 芸術家同士の語らい』
リサさんと、夫で画家のグンナルさんの芸術家同士の2人が、お互いに尊重し刺激を受け合い作られた作品コーナーです。

リサさんの息子のマティアスさんに案内していただきました。

(マティアスさん)
グンナルの絵は抽象的なデザインが多いです。

(マティアスさん)
リサがデザインした陶器です。
グンナルのデザインに影響を受けた物です。

(マティアスさん)
グンナルは風景画も描いていて、その風景をリサも取り入れました。

リサさんとグンナルさんはお互い芸術家として、尊敬しあってたということですよね。
リサ・ラーソン展・~5月7日まで

リサ・ラーソン展が日本で開催されるのは今回で4回目ですが、鹿児島では初めてです。
鹿児島を皮切りに、全国で展示をするそうです。

作品を実際に近くで見ることで、感じるものがあります。
ぜひ皆さんも足を運んでみてください。

また、リサ・ラーソン展のグッズも販売しています。
中には、ここでしか買えない限定もあるんですよー♪

リサ・ラーソン展
会 場 鹿児島市立美術館
開催日時 ~5月7日(日)毎週月曜日休館(ただし5月1日は開館)
午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)
料 金 一般(中学生以上)1200円※小学生以下無料