土用の丑の日直前!
ちょっと珍しい、うなぎグルメを紹介しました。
土用の丑の日といえば、やっぱり
土用の丑の日に、うなぎを食べる習慣は江戸時代から。
季節の変わり目で体調を崩しやすい、夏の「土用」の時期、「丑の日」にちなんで、うなぎなど「う」のつく食べ物で精を付けようというもの。
うなぎは栄養満点。
疲労回復に効果があるとされるビタミンB1は、1尾で大人が1日に必要な量を取れるほど含まれています。
エネルギーになるタンパク質と脂質も豊富で、まさに夏バテ予防にピッタリな食材なんです。
きょうは鹿児島で食べられる、ちょっと珍しいうなぎメニューを紹介しました。
うなぎのたけひさ・薩摩川内市
うなぎの名店があると聞いて、やってきました。
江戸時代から続く温泉郷、薩摩川内市の市比野温泉です。
『うなぎのたけひさ』。創業35年。
全国でも珍しい食べ方で、提供しているお店なんです。
鮮やかな緑に囲まれて、どこか懐かしさを感じる佇まいです。
地元で愛され続ける「たけひさ」には、3つのこだわりがあるんです。
1つ目は、「炭火焼き」です。
表面はパリッと香ばしく、中はふっくらジューシーに仕上がります。
2つ目は、1年以上飼育したうなぎを使用。
養殖うなぎには、飼育期間が1年未満の若いうなぎと、1年以上育てたうなぎがあるんです。
流通するのは若いうなぎが多い中で、「たけひさ」では、歯ごたえと小味が出てくる、長い期間育てたうなぎにこだわっています。
3つ目は、タレ。
35年間、継ぎ足し続けた秘伝のものです。
うな丼(竹)肝吸い付き 3300円
時間をかけて育てられたうなぎは、身を噛むたびに濃厚なうまみがジュワっと広がります。
そしてこちらでいただける、珍しいうなぎの食べ方とは、「う刺し」。
うなぎのお刺身です。
実はうなぎの血には弱い毒があり、そのままでは食べられないんです。
「たけひさ」では、血抜きや湯通しなど時間をかけた丁寧な下処理によって、「う刺し」を実現しているんです。
う刺し 1430円
甘みがあって、さっぱりとした脂を感じます。
柔らかくて骨もない。
生臭さも一切ありません。
酢味噌に付けても、さっぱりとおいしいです。
住 所 薩摩川内市樋脇町市比野2221-1
電 話 0996-38-2088
営 業 11時30分~14時
16時30分~18時30分(オーダーストップ)
定休日 月曜日・火曜日
うなぎ専門店 万のせ・南さつま市
南さつま市の日本料理店、「遊膳万のせ」の姉妹店です。
うなぎのせいろ蒸しを出していたら、それが好評でこのお店をオープン。
もちろん看板メニューは、せいろ蒸しです。
タレを混ぜこんだふっくらツヤツヤご飯に、うなぎをまるっと1尾のせます。
仕上げにもう一度蒸して、タレの香ばしさと脂のうまみ、そしてご飯を一体化させます。
鰻せいろ蒸し(肝吸い・サラダ付き) 3960円
甘口と辛口の2種類の追いタレで、味変もオススメです。
万のせうなぎお結び 3460円(5個セット)
看板メニューのせいろ蒸しが、おむすびになりました。
冷凍で全国へ送れます。
住 所 南さつま市加世田村原4丁目10-9
電 話 0993-53-4591
営 業 11時〜14時
17時30分〜21時
定休日 月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始