9月14日(木)無理なく大満足!簡単おいしい減塩術
高血圧や脳卒中、そして心筋梗塞など、怖い病気につながる、「過剰な塩分摂取」。健康志向が高まる中、「減塩」が注目されています。
「大変そう」「味が薄そう」、そんなイメージがつきまとう「減塩」。
そこで、無理なく簡単に、しかもおいしく食べられる減塩術を紹介しました。
毎月17日は、「減塩の日」
毎月17日は、「減塩の日」です。
一年を通じて減塩を進めようと、日本高血圧学会が制定しました。
「減塩」を始めたいと思っていても、なかなか踏み出せない方も多いのではないでしょうか?
街の皆さんに、「減塩」のイメージを伺うと、意識はしていてもなかなか踏み出せないという方もいらっしゃいました。
街の方の「減塩」に関する疑問を、鹿児島県栄養士会の油田幸子会長に答えていただきました。
Q.塩分を取りすぎることで、体にはどんな影響があるのでしょうか。
A.循環器疾患・心筋梗塞・心不全の患者が増えている。
いろいろな病の要因に食塩の摂取量がかかわっている。
日本人は塩分摂取量が多い
日本では昔から、保存のために塩を使った食品が多いと言われています。
厚生労働省が示している1日の塩分摂取量目標値は、
男性7.5g未満
女性6.5g未満です。
しかし実際、日本人成人男性は、1日で平均10.9g、女性は9.3gの塩分を摂取していて、1日の塩分摂取量目標値をオーバーしているんです。
ちなみに、ラーメン一杯の塩分量はおよそ6gで、一杯で一日分の塩分を摂取することになります。
減塩するにはどうしたらいいの
ポイントは、大きく3つです。
①食べ過ぎない
②テーブル調味料を工夫
例えば、お刺身を酢醤油でたべるのもおススメです。
また、マヨネーズやケチャップは塩分が少ないので、混ぜ合わせて作っておけば、子どもたちも喜んでたべてくれますね。
③カリウムを摂取して、体の外へ塩分を出す
数々の調味料を販売する「味の素」のスマ塩(smart salt)は、うま味やだしを効かせ、塩分量を減らすのを目的にしています。
味が薄くて物足りないと思われがちな「減塩」ですが、塩を入れる代わりに、うま味とだしをきかせて、満足感を感じることができるんです。
「スマ塩」レシピは、味の素のホームページでも紹介しています。
おいしさを損なわずに減塩して、栄養改善を進めることは、SDGsの目標にもつながります。
みなさんも健康のために、「減塩」に取り取り組みましょう。