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さまざまな顔を持つ、美山の新感覚スポットへおでかけしてきました。
薩摩焼の里・美山
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鹿児島市街地から、車でおよそ25分。
薩摩焼の里として知られる美山ですが、最近は、薩摩焼以外の工房やカフェなども増え、アートな散策を楽しめるエリアになっています。
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去年オープンしました。
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カフェやギャラリーなど、様々な顔を持つ、新感覚のスポットです。
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(オーナー)
もともと窯元の屋敷があった場所で、門を残して、時空を抜けた感じを表現しました。
散策してもらって、五感で四季を感じ、本当の豊かさ発見してほしい。
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ここのつには、黒薩摩と白薩摩をイメージしたカラーの、様々な建物があります。
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そのひとつが、ヴァロ。
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中は、コーヒーやスイーツを楽しめるカフェと、上質なデザインの雑貨などが並ぶショップになっています。
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カフェの人気メニュー、「ここのつパフェ」は、季節ごとに内容が変わります。
この時期は、バニラアイスやコーヒーゼリーに、マロンクリームをのせたパフェが味わえます。
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ギャラリーイサドで、いま開催されているのが、『モリスのコトリ』という絵本の原画展です。
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作者は水墨画家で、絵本作家の
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キツネのモリスの成長を描く物語で、動物たちや森の植物などの美しい描写も見どころです。
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もうひとつの展示会場になっている、ここのつラボでは、絵本の原画以外の浦さんの作品を鑑賞することができます。
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動物たちのしなやかな動きや質感が表現された、モダンな作風の作品を楽しめます。
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また、ここのつでは、敷地の中を散策して、季節の移り変わりを感じながら過ごせるのも魅力のひとつです。
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その自然を生かしたアートを楽しめる場所もあるんです。
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広場の奥に広がる森には、絵本のページが展示されています。
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ギャラリーイサドで開催している、『モリスのコトリ』の絵本原画展にちなんで、本物の森の中で、物語の世界観を感じてもらおうという試みです。
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(オーナー)
モリスのコトリのお話の入口になっていて、ここから心の森に入ってもらう演出。
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QRコードを読みとれば、絵本の朗読も聞くことができます。
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(オーナー)
ギャラリーの中とはひと味違う屋外展示を、ぜひ楽しんでほしい。
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そして、今月19日には、浦さんが描く様子を間近で見ることのできる、ライブドローイングのイベントも 開催されました。
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全国各地でライブドローイングを行っている、浦さん。
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墨にさまざまな顔料を混ぜて、その場で色を作り出し、下書きなしで描いていきます。
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描かれたのは、絵本のその後のストーリー。
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絵本の中で、助けてくれるシカに見守られて、主人公のモリスがうとうとしています。
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シカのやさしいまなざしやしっかりとした角の感じ、そして、モリスのふわふわした毛並みなどが、繊細な筆のタッチから伝わってきます。
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(浦さん)
いまこの瞬間を味わいながら描くのが、水墨画の特徴。
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そして、もうひとつの浦さんの作品の特徴は、動物たちの毛並みや質感です。
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(浦さん)
動物を描くことが多いが、手触りというか、見た人が柔らかさや角のごつごつした感じなど、質感を感じてもらえるよう意識して描いている。
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「モリスのコトリ」巡回展は、来月3日まで開催。
期間中は、ライブドローイングの作品も鑑賞することができます。
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また、12月2日と3日には、水墨画教室が開催されます。
ギャラリー兼井
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浦さんの作品を楽しめるギャラリーが、もうひとつあります。
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ここのつから、徒歩で5分ほどの場所にある、ギャラリー兼井。
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こちらでは、モリスのコトリのアナザーストーリーを描いた作品のほか、伝統的な作風の水墨画を展示しています。